「安全な援助活動をするために」を学んでスキルアップ!

香美市と香南市合同でスキルアップ講座を開催しました!

預かり中の事故を未然に防ぐために必要な心構えや準備、気をつけるべきポイントをしっかりインプット!
まずは小さな子どもに多い事故、誤飲・誤嚥、転落、転倒などが起こる理由を学習しました。
そして未然に防ぐにはどうしたらいいのかを危険予知トレーニングの形で行いました。
動画で、子どもの視点だと家の中の様子や路上がどんなふうに見えているのかを知ることで、かなりドキッとした方もいたかもしれません。
また、誤飲や誤嚥が起こりやすいものを実際に手にとってみていただいたり、誤飲チェッカーを使って大きさの確認をしていただきました。
「こんなものも口に入ってしまって危ないの?」を再確認していただくことができたと思います。

*香美市ファミサポの会員でご希望の方に「誤飲防止ルーラー」を差し上げています。
欲しい方がいらっしゃいましたら、センターまでお問い合わせください。


誤飲防止ルーラー

でも、気をつけていたはずなのに、それでも、事故が起こってしまったら?
怪我をしていたり、心肺停止してしまっていたりしたらどう対処すべきなのか、どんな行動をとればいいのか…
そんな「もしも」に備えて香南消防より救急救命士の方に来ていただき色々と教えていただきました。

焦らず、でもスピードが大切

重大事故が起こってしまったら、まずは119番通報、そして何より応急処置が大事。
早めのAEDの使用、そして胸骨圧迫や人工呼吸を続けることで、蘇生の可能性がグンと上がるんです。
子どもは窒息などにより体内の酸素がなくなって心肺停止に至っていることが多いため人工呼吸が有用なことなど教えていただきました。
(*人工呼吸は大人に対しては推奨されないこともあります)
アレルギーについても詳しく教えていただき、とても有意義な時間を共有することができました。

慌てず焦らず、と言われても「もしも」の時に落ち着いていられないかも…そんな時は何はともあれ119番に通報して、指示を仰いでください。
怪我をしている人の様子や、今いる場所など必要事項をしっかり聞き取りしていただけますし、どんな処置をすればいいかもちゃんと教えてくれます。

援助会員さんの声(受講後のアンケートより抜粋)
・子どもは静かにおぼれるということや誤飲のこと、AEDの子ども用は未就学児までで、小学生は大人用を使うのを教えていただき勉強になりました。
・AEDを使える限られた時間のこと、身体の仕組みのつながりの説明が科学的でわかりやすかったです。
・子どもさんを預かるうえで気をつけなければならないことの再確認ができとても良かったです。
・アレルギーのことなど聞くことができて良かったです。

次回のスキルアップ講座は「発達障害」

かねてより「もっと詳しく発達障害について知りたい」というお声を多くいただいていました。
今年度後期のスキルアップ講座では発達障害について取り上げる予定です。
発達障害を診断されている、あるいは発達に不安があるといったお子さんを預かる際に気をつけるべきことなどを児童発達支援のプロをお招きして教えていただきます。
援助活動をされる援助会員さんにも、現在子育てをしているお父さんお母さんたちにもぜひ聞いて欲しいと思います。

開催は来年2月ごろを予定しています。
日程等の詳細が決定しましたら、またHPなどでお知らせしていきます!
チェックしてくださいね♪