2024年2月3日(土)13:00~15:00に、のいちふれあいセンター3階 第1・2学習室にて香南市・香美市ファミサポ合同スキルアップ講座「くらしの中でできる小さなコツのつみ重ね モンテッソーリの豊かな子育て」~言語と運動~が開催されました。
講師の吉村るみ子さんは当日ご自宅のある檮原から高速に乗ってはるばる会場入りし、満員の参加者さんを前に熱くモンテッソーリメソッドについて語ってくださいました。
参加者さんたちも初めて聞くモンテッソーリ教育の概要や詳細に興味深く耳を傾けていました。
講座内容の一部をご紹介すると「椅子を持って移動させる」ことを例に、小さいお子さんに初めてのことを教える時は、非常にゆっくりとした一連の動作を見せることの必要性を、実際の動きを交えて教えていただきました。発達過程の小さいお子さんの認知機能は大人と同じではなく、その過程に即した「伝え方、見せ方」が必要であるということでした。
また、吉村さんによく寄せられる質問として「どんなモンテッソーリ教具を購入すればいいですか?」というものがあるそうですが、モンテッソーリ教育は「これを使えばこうなる」のような教具の使い方を教えるものではなく、「日常の小さなことでもお子さんが自分で選択して、その結果をお子さん自身が引き受けていくことを大事にしている」ことから、「知育教具を購入すれば望む結果が得られるという教育ではない」という風にモンテッソーリ教育の誤解されやすい部分を説明してくださいました。
講座終了後のアンケートには「時間がもっと欲しかった」「もっと詳しく知りたい」「幼児期だけでなくもっと大きい年齢の発達についても知りたい」などの感想があり、モンテッソーリ教育が子育てや発達の援助に生かせる期待を持つ方が多かったようです。
香美市ファミサポではその声を受けて、再び吉村さんを7月5日金曜日13:00から14:10開講の香美市ファミサポ子育てサポーター講座「保育の心」の講師に招く予定です。
今回参加できなかった方も、ぜひ次回ご参加くださいね。
また、土佐山田町のプラザ八王子で開催されている「子育て広場たんぽっぽ」でも月1回、吉村さんとお話できる機会がありますよ。そちらもチェックしてみてくださいね♪